7.30
甲子園でのヤクルト戦は、7-3で勝利。
とにかく勝てれば何でもいいと思っていたが、投打が噛み合った素晴らしい試合になった。ベンチワークも含めて満足度の高い内容だった。
先発の才木は6回2失点。序盤から全力投球って感じのピッチング。まっすぐとフォーク中心、勢いもキレもあって非常に良かった。4回には粘って四球をもぎ取るなど打席でも集中していた。
反省点は6回の四死球絡みの失点ぐらいか。先頭バッターを歩かせて、7点リードで最大限に警戒していたはずの村上のツーラン被弾。内野手のエラーもあったとはいえ、本人が悔やむのもよく分かる。しかし逆に言えば他のところは文句なし。野手は才木のために頑張り、才木は期待通りのピッチングで応えてくれた。次回登板も楽しみやね。
野手は4回に先制タイムリーを打った糸原がヒーロー。先頭島田のツーベースから、近本佐藤が凡退。大山は勝負を避けるように歩かされて、バッテリーとしては小澤と相性のいい左バッターで打ち取る算段だったのかな。しかし糸原は初球を泳がされながらもうまく合わせてセンター前、バットコントロールの良さと勝負強さを見せてくれた。
バッテリーの思惑通り糸原が凡退していればその後の大量得点はなかった。小澤をノックアウト出来なかったかもしれないし、勝てたかどうかも分からない。
実際、小澤の様子が変わってきたのは次のバッターのロドリゲスから。変化球が抜け始め、まっすぐの逆球も増えてきた。1点以上の価値がある打席だったと思う。
注目のロドリゲスはタイムリー1本と四死球2つ。良い感じやね。
あっさり三振することもあれば、流れを読んで四球を選び、得点圏で長打を打つことも。
リーチが長くて外甘めのゾーンが得意、だからこそボール球にも手を出しがち、しかし一方で勝負強さもあってインコーナーが苦手のようには見えない。まっすぐよりも変化球のほうが好きなようにも見える。
下位打線でこれだけ打ってくれれば十分。というか下位打線に厚みを出すためにも、下手に上位に持っていくのは避けたいところ。
このまま頑張ってほしいけど、これからデータが揃ってきてからが本当の勝負。恐怖の7番として定着してほしいなー。
ヤクルト相手に2連勝して、3タテが見えてきた。ゲーム差を考えると阪神はどうしても3タテしたい。ガンケルのピッチングに期待やな。