門別、次回登板に期待

5.3

東京ドームでの巨人戦は、5-8で敗戦。

打線は頑張った。終始リードされながらも、どこまでも食らいついていく姿勢、致命的なダメ押しの後もとことん攻め抜く姿勢が結果に出ていた。ここで代打を出していれば…という個人的なモヤモヤポイントはあるけどそれはそれ。とにかく打線は頑張った。

それゆえに8回加治屋の2失点は痛かった。2点差に詰め寄って、さあここからのタイミングでダメ押し食らうとキツい。しかもエラー絡み。黒星がついたわけでも追いつかれたわけでもない。しかしチームとして絶対的に0が求められる場面で加治屋ほどのリリーバーがこれをやってしまうと…。打たれるのは仕方がない。ピッチャーは誰だって打たれる。打たれないピッチャーはいない。しかしそこでバタついてエラーが出るのが彼らしくない。

まあでも、今日は門別。3回6失点。めちゃくちゃ要注目の先発登板は、本人としては望まない結果になってしまったかもね。

よかったところもあった。ボール自体は一軍で通用するのは中継ぎのころから分かっていたことで、今日もまっすぐ変化球ともに全体的には悪くはなかった。コントロールもOK。彼への期待が揺らぐことはない。

同情できる部分もある。4失点直後のイニング。味方がすぐに1点取り返してくれて、流れを取り戻すべく本人も好投、三者凡退でベンチに戻れるはずが外野手が落球。ランナー背負っての岡本との勝負で痛恨のツーラン被弾。6失点といっても自責は4。どちらにしても褒められる数字ではないもののどうしようもないピッチングではなかった点だけは強調しておきたい。

ただ、長いイニング投げようとするあまり、いつもの向かっていくスタイルがやや弱かったようにも見えた。いつもならガシガシ勝負に行くところで四死球出したり、そこから連打で崩されたり。ひょっとすると、本格派ピッチャーをリードするのが得意な梅野よりも技巧派ピッチャーをリードするのが得意な坂本とのバッテリーが合う可能性も。今後も一軍で検証していきたい選手。

そもそも今日は、本来なら青柳が投げる日。昨今の不調により二軍調整となったため上での登板機会を待っていた門別が大抜擢されたという経緯。全然まだまだチャンスあるよ。青柳が最速で戻ってきたとしても先発の谷間はいくらでも発生する可能性がある。次回登板に向けての反省はテクニカルな部分というよりもメンタル面。去年初登板の広島戦のように、今シーズンの中継ぎのときのように、まずはバッターと勝負する意識で投げてくれれば結果は変わるはず。